農ライフ

農業についてや会社についてやたまに自分のことを書きます

独立するならベンチャーに行った方が良いよって話

月に1度のブログ更新のときが来ました。

 

月1以下の下方修正は絶対にしないと決めているので今月もこうしてブログを書けてよかったな思っています。

おかげさまで農ホリも会員、登録農家さんがともに増えてきていて自分たちの中でも試行錯誤をしながらそれなりに回り始めたなという感じです。

 

最近メンバーも増えて2名のインターンが参加してくれています。1人は前職のH塚君の後輩でM田君、もう1人は農ホリに登録して畑に行く前にオフィスに来てそのままインターンをすることになったU田さん。2人とも優秀です。

また外部相談役としてR宇陽さんも毎週朝から時間を取ってくれて、ビジネスのアドバイスや人の紹介、多方面で支えてくれていています。

 

それでとあるNPO団体の活動にも携わらせて頂くようになり、おかげで土日も出勤となり週7勤務で休みがなくなりましたが毎日充実して楽しくやっています。そもそも仕事が楽しいので別に苦にもならないです。

元々身体がめちゃくちゃ丈夫ということもなく今年27歳ですが今までに手術も2回していて入院も数回していて、今の立場で自分が入院とかしたら会社マジでやばいなと思って、そろそろ疲労やばいかなと思ったら休むようにしています。

そんな感じの毎日ですが、前職がベンチャー企業でそこそこハードに仕事をしていたのでそれに慣れていて今の感じも全然大丈夫ですという感じです。

 

ここで本題なのですが、まだ自分も独立して数ヶ月という立場ですが、ファーストキャリがベンチャーで良かったなと思うことをつらつらと書いていこうと思います。

 

DeNAの南場さんが

アメリカでは超一流の学生は卒業と同時に起業し、一流の学生はベンチャー企業に行き起業の準備をする、そうでない学生はよく分からん大企業に行く。

なぜか日本の一流の学生は大企業に行ってしまう。

ということを言っていたということを代表が言っていたのを覚えています。

(原文が見つからなかったので若干言葉は違うと思います。)

 

自分が該当するのは、

アメリカでは超一流の学生は卒業と同時に起業し、一流の学生はベンチャー企業に行き起業の準備をする、そうでない学生はよく分からん大企業に行く

この赤い部分なんでけど、でもなぜ起業するならベンチャーなのか?までは当時良くわかっていなかったのですが最近その意味がよく分かるようになりました。

それはベンチャー企業に行くと「当たり前の基準が高次元で形成される」ということです。(自分は一流の学生ではなかったので一流の部分は赤くしていません。一流ではなくただのアホでした)

 

どういうことかと言うと、少し分解すると

①働く体力

②責任の所在

③仕事の負荷

かなと思っています。

 

1個ずつ思っていることを書いていきます。

①働く体力

自分で会社をやると基本的に全部自分でやらないといけないんですね。幸いにも自分はもう1人の共同代表がいるので分散はできていますが基本は自分でやります。とりあえずやることは多いので帰りが遅くなるとか休みがなくなるとか・・・です。

 

労働時間は前職の月末納品前が続いているくらいかな?という程度です。

単純に労働時間という面でみたらベンチャーで仕事していたときとそこまで大きく変わらないので別に今がキツイかというとそんなことはなくむしろ慣れです。

 

幸いにも最初の会社でこんな感じでやってきたので、今もその面では全然苦労していないです。しかしもし自分が最初9-18時くらいの会社で残業してもせいぜい21時までくらいの会社だったら耐えられなかっただろうなと思います。

 

以前誰かに「長時間働いて効率落ちそう、長時間働くのと短時間で効率的に仕事するのどっちが良いですか?」と聞かれたことがあるのですがなぜこの両極端な2択をさせるのだろうか?と逆に質問を返したくなったことがあります。

 

個人的には「効率的に長時間働く」が正解だと思っています。なぜならそのほうが成果を出せるからです。昔読んだビジョナリー・カンパニーに「企業は右を向きながら左を向くというような戦略をとることがある。orでなくandの思考」的なことが書いてあったと記憶しています。これも極端な意見かもしれないですが、長時間or効率的ではなく長時間and効率的が正解だと思いますし、こういう当たり前感を最初のキャリアで自分の中に形成できたのは大きな財産だと思います。

 

②責任の所在

責任の所在という格好良い言葉を使ってみましたが、そこまでヘビーな話ではなくて、ベンチャーは人材も潤沢なわけでもないですし、細かに職種が分業化されているわけでもないので、なんやかんや自分でやらないといけないことが多いです。要は自分がやらなければ誰がやるんや?みたいな感じです。

 

それで自分で会社やればそれがもっと顕著になります。今まで会社の誰かがやってくれていたことも自分でやらないといけなくなります。

だからベンチャーのように「自分がやらないと誰がやるんや?」みたいな感じで状況にいると否応がなく自分でやる癖がつくのでそれは良い癖だなと思います。

 

③仕事の負荷

これは②とも近いのですが、ベンチャーにいると仕事が雨のように降ってきます。時折台風です。こいつはやべーなと思うときもたまにありますが、やばいとか思ってもやらないといけないので結局やることになります。

こういうのを経験するとすごく成長するんですね。

 

全力でストレッチしてできるかできないかくらいの仕事をこなすとやっぱ一気に伸びます。筋トレと一緒で負荷をかけるから筋肉がつくわけですね。ただ筋トレって徐々に負荷をかけていき、少しずつ筋肉をつけていくらしいです(正直正しい筋トレ論は知りません)。ですがベンチャーは徐々に成長とか待っていられないので一気にフルパワーの負荷をかけるんですね。だから一気に伸びんですよ。

 

y=ax+bとかじゃなくて極端なはなしy=ax^2みたいな感じです。

 

それで自分で会社やると仕事が降ってくる(というとマジで有り難いんですけど)、やることは山のように降ってくるんですね。でもこの時にストレッチしたらできるでしょ?的な経験もあるので結構落ち着いて対処もできるし、優先順位もつけるのがうまくなっている。

だからそいう経験って今も生きているな〜と思います。

 

まとめると将来起業したいならベンチャー企業に行くほうが良いよと思います。

ただベンチャーに行かなくても優秀な人はたくさんいるので、結局はそこで自分が何をするか?という話ですが、整っている会社ほどそれは自分で見つけて自己努力しないといけないです。が、ベンチャーなら勝手にその環境に自分を置けるので、思い切りストレッチをしたい人はベンチャーに行ったら良いんじゃないかな?と思います。